【きょうだい喧嘩】上の子が下の子に手を上げる(叩く・押すなど)のをやめさせる方法

こんにちはTOMOです

先日我が家で事件がおこりました

 

3歳になる娘ちゃんが弟くんを押してしまい、弟くんがケガをしてしまったのです。。。

 

これまで何度も同じ様なことがありました

しかしまぁ、ケガをするとか、そういう話ではなかったので、

上の子にはそれなりに注意はするものの様子見していました

 

しかし、どれだけ注意しても一向にやめようとしない!!

 

そしてついに最悪の事態が・・・

もうどうしていいかわからず、怒りと危機感とショックで軽いパニック状態。頭がぐちゃぐちゃになっていたところ、Twitterの先輩方からたくさんの助言のコメントやDMを頂きました(´;ω;`)

 

中にはとても共感できるもの、参考になるものが多く、このまま自分の中だけに秘めておくのももったいないと思い、自分なりに整理しまとめてみました

同じ様な悩みを抱えているパパさん・ママさんは多いと思いますので、ここに共有します

【原因】そもそもなんで上の子は下の子に手を上げてしまうのか?

原因は大きく2パターン

ⅰ下の子に対するやきもち(嫉妬)

ⅱ自分が遊んでいるのを邪魔されて単純にイヤ(イライラ)

この感情が起因するフラストレーションを「暴力」という形で表現してしまっているんです

【対処】手を上げる子にはこうしてあげてください

ここからは対処編

いくつかのポイントにまとめました

基本的にまずは言葉で「きちんと」伝える

まずは「きちん」と言葉で伝えてあげてください

感情に任せて怒る、大声を出す、手を上げるのは論外!!

(自分は咄嗟に声を荒らげて激怒してしまったので他人の事を言えませんが・・・)

 

子どもは親を真似して育ちます。

親が子どもを力(大きな声や暴力)で従わせると

「あ、嫌なことがあったら大きな声を出したり叩いたりして言う事を聞かせればいいんだ!」

と学んでしまいます。

(やさしい言葉遣い、丁寧な言動は真似しようとしないのに、なぜかこういう事だけ子どもは積極的に真似するのは、やるせないですね…)

 

話はそれましたが、ここで言う「きちんと」とは…

 
子どもがわかる表現で伝える事

どうしたら良いかまで具体的に伝える事

 

の2点を抑えて言語化する事です

肌感ですが、どちらが抜けても子どもはまた手を上げます

 

なぜか・・・

 

つ目が抜けると、叱られている意味そのものが分からないから

2つ目が抜けると、結局どうすればいいのかわからないから

です

「きちんと伝える」為の心得

そこで今回は子どもに「きちんと」伝えるための具体的な心得をまとめてみました

その①:否定表現(〇〇しない)は使わない

「押さない!」「叩いちゃだめ!」とつい言ってしまいがちですが、

「〇〇しない」という否定表現は、逆に〇〇部分を強く意識させる作用があります・・・

 

例えば、

「今から絶対に決して梅干しを想像しないでください」

 

・・・

どうですか?多くの方は、口の中がヨダレでいっぱいのハズ

つまりそういう事。

人間の脳みそは「〇〇しない」を理解できるようにできていないのです

 

実はこれは年齢を重ねたり訓練でどうこうなるものではなく、

人間の脳にもともと埋め込まれているバグの一つ

発達の未熟な子どもの脳で「暴力振るわない」の意味を理解できるのでしょうか?

その②:危険意識(危ない)、衛生観念(汚い)は理解させるのに時間がかかる

注意!

子ども理解するのが難しい概念2トップが「危ない」と「汚い」です

この概念

本当に100回言ってもわかってくれません(´;ω;`)

 

でも、そもそも僕たち大人が、

「危ない」と「汚い」を明確に言語化できますか??

 

なんとなく感覚で分かってはいても、それを明確に言語化できないと思います

(少なくとも僕にはできません)

 

ならばどうするか・・・

子どもにとって身近な感覚表現に置き換えてやれば良いんです

例えば

「危ない」ではなくて「痛い・悲しい・嫌」 

と言う語彙の置き換えをして伝えています

たったこれだけでも子どもへの言葉の刺さり具合・しみ込みやすさが違ってきます

 

同じ様に、抽象的な表現もNGです

その③:論理表現(〇〇だから〇〇)は簡単な文章に分けて言い換える

「…だから…」の接続詞でつないだ前後の文章関係の事を【因果関係】と言われますね。

 

この因果関係という概念、

文章力の未熟な子どもが果たして正確に理解できているのでしょうか?

 

うちの子は「…だから…」という表現をよく使います。

だけどよくよく聞いてみると前後の文脈が滅茶苦茶・・・

 

文法的には正しくても前後の因果関係がまるで成立していないことが多いです

 

言葉として「…だから…」という言葉を使ってはいるものの、

前後の文脈まで理解して使ってはいない」といった状態

 

そんな文章力が未熟な段階の相手に、受験生ですら苦戦する

【因果関係】の表現で過ちを説いたとして、馬の耳になんとやら

 

ならば、どうするか…

「危ない『から押しちゃだめ!」

ではなく

「○○ちゃん叩いちゃったね。△△ちゃん怪我しちゃったよ。いたくて泣いちゃったよ。いけない事だよ。」と言うような

一文一意の簡単な文章(単文)に分けてしまえば良いんです

こっちの方が直感的で、はるかに子どもに伝わりやすいです

「どうしたら良いのか」を教える

 

これが最後のコツ

手を上げる代わりに「どうしたら良いのか」を教える

です

 

これまで、如何にして子どもに「手を上げるのはいけない事か」を伝える方法を説明しました。

しかしこれだけでは子ども自身のフラストレーションは解消していません

 

イヤな気持ちやもやもやした気持ちをどうやって吐き出させてやるか(ストレス管理)

が結構重要です

 

うち子の場合ですが、

「〇〇ちゃんが来て嫌だったら、パパかママを呼んでね」

「叩きそうになったら、代わりに押さえるだけにしてね」

と教えています。

 

こうして、「具体的にどうしたら良いのか」まで教えてあげたことで

下の子に手を上げる頻度がぐっと減りました。

タイプ別、上の子が下の子に手を上げなくなるヒント

最後に上の子が手を上げてしまうタイプ別のヒントを紹介します

ⅰ手を上げてしまう原因が「下の子に対するやきもち(嫉妬)」の場合

月並みですがとにかく「上の子ファースト」の実践!これにつきます


よく言われるのは、

下の子が生まれたとたん、自分ではなく後から来たはずの下の子にパパもママもかかりっきりになることによる所謂「愛情不足」

 

今まで自分が一番だったのに下の子にパパ・ママをとられちゃった!だから嫌だった!下の子嫌い!

下の子を叩くと(怒られるけど)パパママが飛んできて自分にかまってくれる。。。

 

という構図ですね 

 

多かれ少なかれ確実にどんな子もこんな風に考えています

確かに下の子は危なっかしく、目を離すのもあぶないこともしばしば…

 

だけど、命に係わるような一大事でなければ多少スルー!

上の子にしっかり目をかける!かまってあげる!

 

これくらいの心持で丁度良いです

しっかり自分への愛情を感じてくれれば、

叱られる事でで親の注意を引こうとは思わなくなります

出典:NARUTO-ナルト- 巻ノ一 41ページ 著者:岸本斉史 

ⅱ手を上げてしまう原因が「自分が遊んでいるのを邪魔されて単純にイヤ(イライラ)」の場合

身も蓋もないと思われるかもしれませんが

上の子と下の子を物理的に遠ざける(お楽しみゾーン、不可侵ゾーンを作る)と

本当に平和です笑

 

このパターンの場合は単純に自分の楽しみを邪魔されてイライラしてしまっている状態なので、

もはや物理的に引き離すのが一番良いです

 

具体的には上の子と下の子を遊ぶエリアを分ける

 

それができない場合は近づいた時点で引き離す

 

「こんな事は根本解決ではないのでは?」

「一緒に仲良く居させることが大事なのでは?」と思われるかもしれませんが

子どもが我慢しなくて良い環境を整える事も子供のストレス管理の一環であり、

立派な育児

だと僕は考えています

さいごに

大事なのは

頭ごなしに上の子を責め立てない事ちゃんと理由を聞く事

 

うちの子の場合、後で落ち着いてしっかり話を聞いてみたら、

実は下の子が先に手を出していた

という事もありました

 

そして、叱ったあとのフォローも忘れずにしましょう🍀

話の通じる子でも所詮はまだまだ子ども

叱ったあとには抱きしめてあげたり、優しい言葉をかけてあげる

こういったフォローひとつで叱られた子に反省を促せます🍀

 

あと最後に、

親だって人間

咄嗟の事で取り乱すこともあれば、キレる事だってあります。でも

決して自分を責めないでください

お子さんはあなたの事をそんなに簡単に嫌いになんてなりません

自信をもって🍀

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