【読んでみた】マンガでわかるモンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方

昨日妻が「マンガでわかるモンテッソーリ教育×ハーバード式」を買ってきたので一足先に僕が読んでみました。

聞くところによると、先月くらいにヒルナンデスで取り上げられて今話題沸騰中の育児本みたいですね。妻曰く本屋行ったら残り一冊しかなかったからとりあえず即買いしたとか。

マンガでよくわかるモンテッソーリ教育×ハーバード式子どもの才能の伸ばし方

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僕はもともと読書は結構好きなんですが、育児系の本はあまり手を出していなかったのでどんなもんか読んでみることに。

今日は読んでみた内容と感想をいくつかの項目に分けて簡単ににまとめてみました。本書に興味ある方は取っ掛かりにしてみてください。

※内容はあくまで概要だけ。ネタバレは最小限にしますが、それでも中身を知りたくない方は即ブラウザバックしてください。

本の系統と読みやすさ

本の系統

(ハウツー)★★★☆☆(マインドセット)

単なるハウツー本にとどまるようなものか、応用の効くマインドセット系かで5段階評価しました。

基本的には本の表紙にもある通り「子どもの才能を伸ばすには」をテーマに、子どもとの向き合い方について紹介しています。

基本的にはモンテッソーリ教育をベースにハーバード大の育児研究理論をミックスした新しい子育て・教育のマインドセットがメインですが、わかりやすさを重視し実例紹介やQ&Aも多く、ややハウツー寄りの構成になっている印象でした。

読みやすさ・分かりやすさ

(読みにくい)★★★★★(読みやすい)

全体構成としては、序章にこの本で一番のポイントとなるモンテッソーリ教育の基本理念=「自立心」とメインテーマでもある子どもの才能のベースとなる「9つの知能」の概要をマンガ付きで説明します。

その後の各章では見開き半分が説明+もう半分がマンガで実例の紹介となっていてマンガの実例を通して内容を理解していく構成です。

全体としてとても読みやすくテーマが一貫しているのでまずは序章をしっかり読み込んでいけば、後はスムースに読み進められます。

文体・文調としても易しい書き口で、難しい専門用語もほとんど登場しないので内容としてはかなりわかりやすいです。正味、半分がマンガなので本が苦手な方でもストレスなく最後まで読めちゃいます!

文量(ボリューム)

(少ない)★★☆☆(多い)

本一冊を通して伝いたいテーマを絞っている分、文量自体はかなり少なめです。半分が漫画とイラストなので、初見でも1~2時間あれば読み終わるボリューム感なので、育児と家事で時間のないお父さんお母さんでもサクッと読めてすぐ実践できます。

最悪、隙間時間にまず漫画の部分だけさっと読んでしまって、時間があるときに解説を熟読するのでもいいと思います。

一方、読書の習慣があって内容的にもっと重い本を読み慣れていている方、もっと深く・突っ込んだ内容を知りたい方にはちょっと物足りないかも知れません。

内容

ざっくりと本の内容を3つのテーマでまとめました。

詳しい中身はぜひ本を読んでもらいたいので、ほんのちょっとさわりだけ紹介します。

※繰り返しになりますが、ほんのちょっともネタバレが嫌な方はブラウザバックしてください。

子どもの「個性」を尊重し「自立心」を育む

この本での究極目標は「子どもの自立心を育むこと」としています。その為に子ども一人ひとりの「個性を見極める」ことと、それを「いかに伸ばすか」の方法が紹介されています。

また、子どもの個性を分かりやすくステータス化したものとして「9つの知能」を紹介しています。詳しくは本を読んでもらいたいですが、簡単に言うと「知力」「体力」「芸術性」をさらに細かく分解したもので、それらを「遊び」を通して育む方法(=教育法)を提案しています。

また、個性を伸ばす教育によって「自己肯定感」を感じさせることで結果、子どもは「自立的」に考え、行動できるようになる!という考えを展開しています。

大人の目線と子供の目線

時に子供の行動は大人の目線では「意味のない行動」「単なるわがまま」「問題行動」とネガティブに映ってしまいがちですが、子どもの目線に立つと全部「意図のある行動」であり「個性の裏返し」だとポジティブな見方にしてくれます。しかもそれを漫画を通して分かりやすく解説しています。

また、そういう見方に変えることで僕たち「親自身のストレスを減らして気持ちを楽にする」ことができます。実はこれがこの本の言いたいことの一つでもあります。

信じて見守ること

子ども成長も考え方もそれぞれ。何に真剣になるのか、何に夢中になるかもそれぞれなんです。なので杓子定規に「大人の常識」「当たり前」「こうあるべき」を押し付けてはいけません。

子どもも子どもなりにちゃんと考えています。

親がすべきことはただ一つで「子どもの成長を信じて見守る事」です。良かれと思ってついやってしまう事は子供にとってはただの「おしつけ」であり「自尊心の否定」という最悪の行為かも知れません。

感想

(イマイチ)★★★★☆(オススメ)

一冊を通して大事なポイントが絞られているので、すごく読みやすい本でした。マンガとイラストだけでもすぐに内容が理解できるのもポイントが高いです。

内容としてはモンテッソーリ教育のキモになる考え方の紹介で子どもとの向き合い方や親の心得的な入門書としては最適だと思いました。

ちなみに最も印象的だったことの一つが「信頼して見守る」ということですが、これは度々このブログで紹介してるアドラー心理学の名著『嫌われる勇気』の中で、子どもとの向き合い方や子育てのアドバイスとして同じようなことが示されています。こちらも是非合わせて読んでみるといろいろなところでつながってきてとても面白いです。

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