ストレスの素は選択!
子どものために一番良いものを選んであげたいと思うのが親心でしょうか。
でも例えば、哺乳瓶一つ選ぶにしても
①素材(ガラス、プラスチック)
②サイズ(150cc、240cc)
③吸口の形(SS〜L)
④色、柄
価格や洗い替え用にいくつ買うかまでを考えると、意外と考える事が多い事に気づきます。
何が言いたいのかと言うと、たかだか哺乳瓶一つでもこれだけ選ぶことがあるという事。
薄々感じてるかと思いますがこの「選ぶ」という行為。これが実はストレスの素です。
選択自体に価値は無い
僕はメーカーの技術職としてたくさんの現場を経験し、また現場に指示を出す立場として働いてきました。
そこで学んだ事は、「選ぶ」とか「探す」とかいう作業自体には付加価値はありません。
なので、少しでも効率を求めたい現場では、選択=避けるべきロスであるということです。
ちなみに業会では
製造業の世界ではよく知られていますが、 国内最高峰の自動車メーカーのトヨタでは、全ての作業は完全に標準化されています。
しかも、ドライバーやネジの一本に至るまで、置き場や置き方まで厳しく指定されます。 要するに作業者が
・何を使えばよいか=「選ぶ」
・どこにあるのか=「探す」
という余地が無いんです。 こうすることで現場は迷ったり悩んだりすることなく、"最小限のストレス"でいつでも誰でも同じクオリティの仕事ができます。
話が逸れました。
普通の家のしかも子育てでそこまでの事はとてもできませんが、考え方としてはよくわかると思います。
無駄な選択を無くしてストレスを減らす
なので、お父さんお母さんは
「いかにして自分の行動の中から選ぶ、探すロスを減らしていくか」
を考えて実践できるかが無駄なストレスを減らして子育てに挑むコツなんじゃないかと思います。
どうすればムダな選択を減らせるか
結局のところ、選ぶ事においては事前にある程度の情報があれば余計な迷い生まないで済むわけですが、ここで落とし穴が
ネットで調べよう
個人的にこれは一番危険だと思っています。
お分かりかと思いますが、今やネットでは情報量が多すぎるからです。
取り敢えず調べてみたけど、色んな人が色んなことを言っていて結局何をどう選べばいいのかわからなくなっちゃった経験ありませんか?
結局、何か物を選びたいと思った時に、まず情報を選ぶ作業から始めないといけませんよね。
こんなのはただの二度手間です。
時間が十分にある大学生とかならいざ知らず、ただでさえ時間が惜しいお父さんお母さんがまともな精神状態で冷静にネットの情報を一つひとつ吟味できますか?
わかってる人から聞いちゃおう
もうこれが一番手っ取り早く確実でしょう。
身近なユーザーに聞いてみよう
やっぱり実際一度使ったことがある知り合いから意見を聞けばリアルな経験を伝えてくれるし、何より身近な人が使っているという実績があると安心できますよね!
でも一つ注意することがあります。
親に意見を求めるのはできる限りやめておきましょう。
親は確かに子育ての大先輩で、多くの経験や知識を持っているのは確かです。
でも、よく考えるとそれは今から何十年も前の経験
情報はもはや古く、子育ての常識も取り巻く環境も大きく変わってしまっています。そもそも記憶だって曖昧かもしれません。
さらに一番やっかいなのは価値観の変化。令和の現代から見たら、もはや昭和時代の親の価値観は2世代も過去のものです。
これをまともに聞いて鵜呑みにするのはかえってストレスになることのほうが多いです。
選ぶことをやめちゃおう
では、身近に誰か聞ける人がいない場合はどうしましょう?
答えは簡単
あみだくじでもパッと目についたものでも、とにかく手にとってものを買っちゃいましょう。
投げやりとか、もはや元も子もないと思うかもしれませんが、僕はそれくらいでいいと思います。
選ぶのではなく試すという考え
正確には選ぶというか、試してみる感覚のほうが近いと思います。
結局どんなに時間かけて選んでも、子どもに合えば使えるし、ダメなら使えないんです。
子供に合うかどうかなんてそれこそ使ってみなきゃわかりません。
なので、選ぶ→試すのプロセスではなく、とりあえず試す→ダメならやめる。
くらいの軽いノリで考えるのが丁度いいと思います。選ぶステップが無いので随分ラクです。
選ぶのではなく、試してみるくらいのスタンスで、恐れずにまずは手に取ってから始めましょう。
ダメならやめればいいんです。
コメント
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