名古屋でホタル鑑賞〜里山の自然〜

日本三大都市と言われる名古屋ですが、
工業・商業が特に盛んな大都会のイメージが強いかと思います。

だけど実はちょっと中心から外れるだけで驚くほどのどかな田舎な地域も共存しているとてもユニークな街なんです。

ホタル

豊かな自然の象徴ですが、実は「野生」のホタルがここ名古屋でもある地域では見る事ができるんです。
(名古屋市民でも一部の地元民かホタルファンの間くらいでしか知られてないんですが、実はその筋では結構有名なんです)

相生山緑地について

天白区相生山が話の舞台です。
名古屋市天白区の東部丘陵地帯に位置する原生林地帯です。のどかな里山で、地域住民からも愛される生活林でもあります。
オカンは数年前ここでイノシシを見たそうです。

ヒメボタル

ここで生息するホタルはいわゆるホタルの代表格ゲンジボタルではなく、ヒメボタルという種類

大きさは6mmくらいでゲンジボタルの1/2〜1/3くらいと小ぶりなサイズ、
光の色は白く、光り方はチカッチカッと短い周期で明滅します。
星が瞬く様で、それこそ群生地帯に入りこむと星空をひっくり返したような幻想的な雰囲気です。

鑑賞時期について

シーズンは5月下旬〜6月初旬
梅雨入り前の少し暖かくなり始めた頃に時期となります。
また、発光時間は夜の9時頃〜3時頃がピーク

鑑賞マナーについて

路駐はやめて!

シーズン中はホタル鑑賞でやってくる人の路上駐車が特に多くなります。近隣は住宅地なので路駐は控えなるべくパーキングを使ってください。

ゴミのポイ捨て厳禁!

ゴミを捨てていく人を見たことはありませんが、豊かな自然を守るためにもゴミの持ち込みやポイ捨ては厳禁です。

懐中電灯は極力使わない!

これはたまに見ます。懐中電灯やケータイのライトは基本使用禁止です。

急に懐中電灯などで明るくなると周りの方の迷惑になり、危険です。またかすかな蛍の光が見えなくなってしまいます。

基本的には懐中電灯やケータイのライトは使わないこと。暗闇に目を慣らしてから入山するようにして下さい。

ガイドさんに案内してもらおう

シーズン中はボランティアのガイドさんがあちこちに居て案内してくれます。ポイントまでは獣道を分け入って行くので土地勘なく入っていくと最悪遭難しかけます。初めての方はガイドさんに案内してもらうのが良いと思います。

豊かな自然を守る

相生山のホタルはその生態が完全には明らかになっておらず、近年研究の対象とまでなっている貴重な存在です。またホタルの生息域である相生山自体も貴重な自然環境として注目されており、その自然を保護する運動も盛んです。

鑑賞する側も木を切ったり折ったりしない。ゴミを捨てない等、自然を大切にするよう心がけましょう。

弥富相生山線と観光資源化計画

最後に相生山緑地とホタルを語る上で欠かせない弥富相生山線と観光資源化の計画に少しだけ触れます。

「弥富相生山線」道路計画。これは2004年に着工が始まった相生山緑地を南北に突っ切る道路建設計画で、当時の島田、野並交差点の渋滞緩和する目的で進められた計画だそうです。
しかし実質的に道路建設により得られる交通への影響やもたらされる地域への恩恵は少ないとされ、影では政治的思惑が大いに注ぎ込まれた開発計画であると考えられています。

しかし、2010年には河村たかし市長が環境への配慮から道路建設事業自体を中止としました。
代わりに、「世界のAIOIYAMA」と題し、ふれあい広場やデーキャンプ場を作る構想を示しました。道路建設よりはマシかもしれませんが、豊かな環境に手を加えるという意味ではどちらも変わりなく、貴重な里山環境を観光資源として作り変えようとする気持ちが個人的には理解できません。(結局その事業計画も今は諸事情により停止している模様ですが)

豊かな里山という、存在するだけで価値ある自然を最低限の手入れだけで維持する。
そういう姿勢で十分だと個人的には思います。

下手に手を加えなくても、ただそこにあるだけで価値のある存在というものもこの世の中にはあると思うのは自分だけでしょうか?

さいごに

いまだ野生のホタルが生息する豊かな自然環境が残っている。新しいビルやグルメばかりが注目されることが多い名古屋ですが、こういう豊かさも名古屋の一つの魅力だと思います。

最後に、相生山とホタル鑑賞に関しては公式HPがありますので、もし興味あれば、こちらをご覧ください

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