本気で会社を辞めようと考えている件②

昨日の続きです。

本気で会社を辞めようと考えている件①

金曜深夜

妻と一緒に仕事を辞める前提で

  • 現在の軍資金
  • 月々の収入
  • 月々の出費

を計算しバランスシートに整理。どれだけ悪く見積もっても最悪半年はカバーできる資金はあることがわかる。子供の保育園の申し込みを考えると10月には次の職を探す方向でいいんじゃないかとざっくりとした方針を決めて今日の家族会議は終了。

土曜朝

朝起きてTwitterを見てみるとなんかすごいことに。

自分のヘタレと妻への感謝を綴ったつもりが、妻の懐の広さが共感を呼んだんでしょうか。と同時にみんなが僕の新しい門出を応援・後押してくれている。

思わず涙がにじみます。

立ち止まってはいられないと、まずはやりたい方向に向け求人サイトを検索してみる。今の自分にやれること、やりたいことをイメージしながら求人需要をチェック。

想像はしていたが求人条件思いのほか厳しく、希望の転職先が見つかる可能性は低いかもと悟る。既に転職サイトのマイナビエージェントに登録していたので、担当のアドバイザーからのメールにも返信。

すると、しばらくして実家父から電話。

子供の顔見に行くついでにピザ持ってくから昼飯みんなで食おう。あと仕事の相談乗ったるから、話しようや

うん。と言って電話を切る。どうやら昨日来た母が父に話をしたらしい。

(ちなみに父は前職の会社が倒産した後、空白期間を経て起業。少しずつ事業を拡大させ今年で操業20周年を迎えました。今やある種の業界では知らぬ者のいない老舗メーカーの創業者にして現代表。企業家として、人生の大先輩として酸いも甘いも知り尽くしたまさに歴戦の猛者)

そういえば父とまじめに仕事の話をするのは初めてかもしれない。

土曜昼

両親来訪

12時過ぎに、両親来訪。父の手にはマリノのテイクアウトピザとパスタ。服装ハワイで買ったお気に入りの青のアロハシャツ

仕事で追い詰められ激しく悩む青年と妙なアロハの組み合わせ。父のファッションから奇しくも「ちょっと今から仕事やめてくる」の福士蒼汰を連想させる。

TOHO HPより

みんなで昼ご飯を食べ、娘の話と他愛のない世間話が始まる

本題に突入

14時も過ぎた頃「そろそろ話し始めようや。ちょっとこっち来い」父と対面して席に着く。まずは軽く職場の構成とちょっと突っ込んだ仕事の具体的な内容を聞いてきたので回答。それと諸悪の根源である上司の言動についても相談。

負け犬

しばらく話を聞いた後

「話は分かった。でもこのまま辞めたら負け犬になる。どうせやめるならブチ切れてもかまわん。本当に辞めるくらいの腹ならもう何も怖くない。そいつに一発ブチかまして来い。ただしあくまで正論で。それでもだめなら書類ぶん投げて帰ってこい。」

自尊心へし折られて自信も何もかも失って精神かなり弱り切った傷口に塩を塗り込まれた気分というか、鞭打つ言葉というか。

乱暴な言葉だと思いました。親ならそこは元気づけるか再出発を後押しするところでしょう。かすかにでも期待した自分が愚かでした。

所詮昭和のド根性論、古き価値観の人間か。

一辺ガチでやれ

父曰く

正論で戦う為に相応の準備と知識をつけよ。その為に一辺ガチで仕事に向き合え。自分の任された分野ならだれにも負けない自信がつくまで一辺徹底的にやれ。仕事の全てを自分のものとしろ。そうすればその分野では必ず正論でそいつに勝てる。

理不尽な嘲笑・要求はその時点でそいつの底が知れるというもの。無視しろ。従う必要も受け入れる必要もない。というかブチ切れても誰も文句は言わん。(最悪殴り合いになってもお前なら勝てる。その時はぶん殴って辞めてこい)

つらい現実から逃げたくなる気持ちはわかる。だからこそ逆に飛び込

一辺ガチでやった経験や知識はすべて自分のスキルとなって蓄積される。仮に会社を辞めた時でもその知識や経験はすべて自分の武器になる。武器を持った人間は別の組織でも、仮に独立して一人になってもやっていける。

逆にここでやめれば丸腰で世間に放り出されて家族もろとも路頭に迷う。

今は丸腰の人間は世間は必要としない。もちろんうちの会社でもいらない。

蹴散らしてこい

やめるならムカつく野郎も全員ぶちのめして蹴散らしてから辞めたらいい。

やりあうときは目を伏せるな。目を伏せるとやりあう敵が大きく見える。実は小さな相手なのに自分から敵わない相手のように見えてしまうからよくない。

階級もクソも関係ない。対等に正論で蹴散らせ。その上で辞めてこい。

相手が大きいか小さいか。もっと言うと自分を取り巻く世界をどう解釈するかは全て自分次第。ふと『嫌われる勇気』の中の哲人の言葉を思い出しました。

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一辺に全部もともるのは無理

全部を求めようとしすぎているのが根本的な原因。

家庭、仕事、同僚、上司、そして自分自身、すべてにいい顔をしたがっているという根本が間違っていると指摘されました。それは苦しい生き方だし、全てが中途半端になる。(ちなみにこれも前記『嫌われる勇気』の中で哲人が触れていました)

今回こうして悩めたのはいい機会。これからしばらくはどれか一つに集中しなさい。自分の将来やりたいことがあるのであれば今後5年に向けて自分の牙を研ぐことだけに集中しなさい。

これは『7つの習慣』でコヴィー先生が提唱する極意の一つなのを思い出しました。

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対談を終えて

対談を終えた時、なぜかすっきりした気分になっていました。

正直言うと今の自分自身には武器が何もないことも、理想論だけで外に飛び出すのは自殺行為なのも、さらに言うと嫌なものからただ逃げたかっただけなのも全部自覚していました。

それを父は見抜いていたのかも知れません。

対談終えて両親帰宅した後、また泣きました。(ここ数日泣いてばっかりですね)

これまでは戦意喪失したことにして戦わずして負けを認めていたのかもしれません。というか自分は戦わない自分をあえて選択することで「頑張る必要がない」動機付けをしたかったのでしょう。もっと言えば「戦いさえすればなんとかなるという可能性」の中に逃げ込んでいたのかもしれません。

もしかしたら今の僕に本当に必要だったものは逃げても大丈夫という"優しさ"ではなく、戦意を目覚めさせるための"厳しさ"だったのかもしれません。

最後に

父は最後に何度も「お前は俺たちの血が流れていることを忘れるな」「だからできないはずがない。自信を持て」と言ってくれました。

こっぱずかしくてとても言えませんが、自分も父と母の血が流れているのを誇りに思います。

結果として映画のような結末にはなりませんでした。同じアロハでも父は福士蒼汰ではなく、僕も工藤阿須加にはなりませんでした。

コメント

  1. 通りすがり より:

    お父様の言葉、私にも強く響きました。
    ブログを通して読むことができてよかったです。
    お互いがんばりましょう!

  2. ツイッターからきました より:

    嗚呼…大変お辛いのですね。

    心がつらい状態急いで判断するのは最善ではありません。悪手です。

    サラリーマンですので
    一度心療内科、もしくは大きい会社でしたら産業医に相談すべきです。

    私の勝手な想像ですが仕事以外にも男としていろいろな重責があったんでしょうね。

    奥様もお父様も素晴らしいです。
    何事にも変えがたい存在です。
    元気になったら笑い話にできることをお祈りいたします。
    どうか思い詰めませんように…

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