詐欺か宗教の類かと思うかもしれませんが、そういうのではなくメルカリで壺を買ってみた話です。
それが昨日届いたので紹介します。
七郎左窯 加藤天平作 小壺
いわゆる赤津焼、瀬戸物です。高さ13センチ弱、口元約3センチくらいの小ぶりな壺です。
灰釉と呼ばれる主に木材を原料とした釉薬を使っていて、独特の青緑がかった色合いと、不揃いな形が特徴的な作風として知られています。
妻が花のある生活を始めたいとの事なので、生けるのに丁度いい物ないかなー。とメルカリ物色していた所たまたま見つけて買いました。
ちなみにお値段3800円
ちなみに一緒に来た外箱↓
(適当にプチプチとかで包まれてくると思ってたので、以外にちゃんとした外箱でビックリ)
作者について
作者は作陶家、加藤天平氏。
愛知県瀬戸市を代表する作陶家の一人です。
その父親、加藤舜陶はその道ではかなりの有名人。
県の重要無形文化財保持者でもあり、彼もまた瀬戸市を代表する大作陶家の一人だったそうです。
ただ、天平氏は数年前から病に伏せていたとのことで、創作活動はしばらくしていなかった様で、つい最近亡くなられたとか。
お子さんも跡を継いでおらず、弟子も取らなかったとのことなので、おそらくもう新しい作品は手に入らないとのこと。
実家母との関わり
実はうちの実家の母が天平氏とは同級生で昔からかなり仲が良かったとらしく、昔から実家では加藤天平作の食器・花器をたくさん使ってました。
(なんでも実家の母が嫁入りのときに、嫁入りの記念だとか言って、ダンボール一杯かっぱらってきたらしいです。)
そんなんで、昔から我が家では馴染みのある懐かしいテイストだったわけで、見つけた瞬間思わずポチってしまったという経緯です。
価値について
正直わかりません。
目利きのプロでもないので、正直本物かどうかも定かではないです。
買った値段相応の3800円なのか、もはや手に入らない代物で実はもっと価値あるものなのか。はたまた偽物で380円なのか・・・
ただまぁ、正直なところ価値自体にあまり興味はありません。
今回買うのを決めたのも別に転売してやろうとか、価値のあるものだと自慢したかった訳でもなく、単に
作品に愛着があったから
懐かしさを感じたから
なので。
使い方は?
はじめの方にも書きましたが、普通に花器として使おうと思います。もしくは飾るか。
実家でも、ご飯のせる普段使いの皿としてとか、花を生ける花器として普通に使ってました。
なんとなくですが、個人的には仮に価値あるものでも戸棚に大事にしまっておくよりも、本来の近い道として使ってあげたほうが壺として生まれた甲斐があるかなと思っています。
なので僕も本来の価値とかにはこだわらずに素直に使ってやろうと思っています。
(そもそも壺本来の使い方が花を生けることなのかはさておき)
また花を生けた画像をアップしようと思います。
というわけで生けてみました!お花の心得があればもっとキレイに生けれるでしょうが、まぁこんな感じ('20/6/26)
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